「ディスクシアキー工法」は、ディスクシアキーを用いた「あと施工アンカー」に代わる間接接合工法です。
ディスクシアキーは、ディスク・アンカーボルト・高ナット・接続ボルトで構成された接合部材で、高いせん断耐力と剛性を発揮します。
アンカーボルト用の穿孔とディスク用の溝堀を行いディスクとアンカーボルトを固定したのち高ナット・接続ボルトを取り付けて施工は完了します。
比較的浅い埋込深さで施工でき既存躯体のコンクリート強度が低い場合などでも採用いただける低振動・低騒音・低粉塵の工法です。
あと施工アンカーと比較して1箇所当りの耐力が大きいため施工本数を大幅に減らすことが可能となります。
(一社)建築研究振興協会 BPR-R1103020-0ST
ディスクシアキー工法は、ディスクシアキーを用いた耐震補強工法で外付け内付け問わず耐震壁や鉄骨ブレースなどの間接接合部に採用することが可能です。
名前の通り埋め込まれたディスク部分がシアキーとして効果を発揮し広い指圧面積で抵抗することで高いせん断耐力と剛性を発揮します。
ディスクシアキーにはボルトタイプ・拡張タイプがありディスク径も複数あるので補強方法や作用する応力の違いによりタイプを使いけます。
大まかな施工手順は
・アンカーボルト用の穿孔
・ディスク用の溝堀
・接着剤の注入
・アンカーボルトとディスクの固定
・高ナットの締め付け
・接続ボルトの取り付け
で作業は終了します。
ディスクシアキー工法には
・コンクリート強度が低い場合でも採用が可能
・あと施工アンカーに比べ比較的浅い埋込深さで施工が可能
・既存躯体表面の目荒らしが不要
・1個当たりの耐力が高いのであと施工アンカーに比べ施工本数が減らせる
などの特徴があり、
施工時の穿孔や溝堀は湿式で行うため病院・商業施設・学校など建物を使用しながらの耐震工事でも低振動・低騒音・低粉塵での施工が可能です。
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